わたしは調剤薬局で1年間、病院で12年間、薬剤師として働いています。
今日は病院薬剤師の仕事内容をざっくりと紹介いたします。
調剤業務
一般的にイメージしやすい、処方箋に基づいた調剤です。
病院では内服薬、外用薬(貼り薬、塗り薬など)、注射薬などを主に取り扱います。
多くの病院が電子カルテだと思いますが、医師が電子カルテで処方した薬剤について
- お薬の指示内容が正確か
- 患者さんの検査値から、お薬の量は問題ないか
- 他のお薬との組み合わせは問題ないか
などをチェックし、取り揃えを行います。
その後、お薬は各病棟に払い出されて、患者さんに使用されます。
注射薬の混注業務
私の病院では、抗がん剤を専用の無菌調製室で、安全キャビネットという専用の装置の中で混注します。
ここでもお薬の指示が的確かを確認し、必要な量を採取、混注します。
薬によって混注のしかたは様々で、1日50件以上あって結構大変ですが、慣れると面白いですよ!
服薬指導
薬局の窓口や、病棟のベッドサイドで、薬の使い方について説明します。
コミュニケーション力が求められますね!
患者さんの不安を聞き取ったり、より良いお薬の提案も行います。
提案したお薬で症状が改善するととても喜ばれ、やりがいのある仕事です。
その他
他にも下記のような業務があります。
- 院内製剤:市販されていないが必要なお薬の調製をします。
- 医薬情報室:最新のお薬の情報を収集したり、薬の質問に回答したりします。
- 治験業務:開発中のお薬の有効性を検証するための試験(治験)の管理をします。
- チーム活動:感染症、栄養、褥瘡、AYA世代(15歳から39歳までの若い方)支援など
最後に
薬剤師の仕事は幅広く、必ず興味の持てる分野があると思います。
また解説していきたいと思います。
今日も最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
明日は雪が降る予報なので、足元気をつけてくださいね!
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